【凪のお暇】
(こちらの画像はttps://www.amazon.co.jp/Kindleから引用しました)
【凪のお暇3巻 ネタバレ】
凪と慎二の水族館デートの回想シーンから始まる3巻。
水族館デートのイワシの群れを見た時から慎二との価値観の違いに気付き始めていた凪。
最初から肩書きでしか慎二のことを見ていなかった自分に気付く。
慎二の実家にお邪魔した時、絵に描いたような素敵な家族だったが、慎二の態度が完全によそいきなところなど、ところどころが正直違和感まみれだった。
でも
〝うまいことこの波に乗れば、表面上は理想的な家族の一員になれるかも?〟
と思った凪だった。
ところが実際の慎二の実家は破綻していた。
整形依存の母親はろくに料理もしておらず、誠実で優しそうな父親は愛人4人にその子供までいる。
慎二の兄、慎一は受験を失敗して、母ともめたのをきっかけに家を出ていた。
でも第三者の視線を感じた途端、慎二の家族は理想の家族を演じ始めるのだった。
〝凪ちゃんってたまに怖い目をするよね〟とゴンから指摘された凪。
それはいつも母のことが頭によぎる時であった。
とここで凪の母もついに登場します。
母からの電話にすぐ出ない凪に
〝どうしてお母さんからの電話に出ないの?お母さんを心配させて楽しんでいるの?〟
との毒親っぷり!!
〝身なりはちゃんとしてる?まさかあのみっともない頭で外に出たりしてないわよね?〟
そんな風に自分の娘の頭のこと言わないくても…。
自分の親だったらと思うとゾッとします…。
そしてそんな母が3ヶ月後東京に遊びに来ることにーーーー!!!!!
怖い、怖すぎる…。
今の凪の住んでいる部屋と暮らしぶりを見たら凪はどうなっちゃうんだろう?!
母から送られてきたトウモロコシをおすそ分けがてら、凪はゴンを家に招待する。
ゴンからのアドバイスで母親のことが嫌いだと口に出して少し楽になる凪。
自然な流れでゴンからキスされそうになるが、凪は冗談にして誤魔化す。
ゴンとキスしそうな流れになったのは2回目。
2回とも自分から冗談めかして避けてしまった。
ゴンのことは好きだけど、自由人なゴンとそういうことになったら母親から散々叩き込まれてきた「ちゃんと」路線を大きく外してしまうのが分かっているから。
母親のせいにしつつ、自分自身も怖かったのだ。
そして、ものすごくゴンに惹かれている自分にも気付き、意を決してゴンの家にお邪魔させてもらうことに。
そして自然な流れでゴンと一夜を共にする。
とても熱い一夜かと思いきや、事の後はいつも通り淡々としているゴンの態度に凪は拍子抜けする。
〝自分たちが付き合っているのか?〟ということは確認できないまま、ダラダラとゴンとの日々を過ごしてしまう凪。
自信がなくて、ゴンとの幸せな日々を失いたくなくて、ただ悶々とした日々を過ごすが、
ついにゴンに
〝ゴンさんのことが好きです!!〟
と告白!!
しかし、〝俺も凪ちゃん大好き!〟で終了!!
あれ?これでおしまい?とハテナマークだらけだったが、ゴンから合鍵を渡されて有頂天になる凪。
その日の夜、ゴンの部屋で料理してゴンを待つ凪だったが、ゴンが帰宅したと思ったらクラブ仲間の1人のエリィだった。
凪はエリィからゴンのことを詳しく教えてもらう。
ゴンは
誰にでも鍵を渡してしまう
ひたすら目の前にいる人に誠実
つまり目の前にいない人には不誠実
うまくやっていくコツは適度な距離を保つこと
依存したら終わり
となかなかの人物だった。
その忠告をよそに、ゴンのいるクラブへ出かけていく凪。
すでにゴン依存症だったのだ。
ゴンと離れた途端、日に日に被害妄想・幻覚幻想がひどくなっていく。
冷静になって現実に戻らねば、と家を出たのにゴンに遭遇し、2人でバイクに乗って海へ行くことに。
やはりゴンと過ごす時間は楽しく、会えないときの辛さは寝てやり過ごせばいいんだ、と辛い現実に目をつむることにした凪。
そんな中、ひょんなことからゴンの家に慎二が上がることになる。
優しくて聞き上手なゴンに慎二は焦る。
その帰り道、コンビニで買い物をする凪を見かけ、声をかけると、その顔は生気を失い虚ろな表情。
振り回されている凪に
〝お前、まじでスベってんなよ…〟と俯く慎二だった。
以上3巻の内容でしたー!!
【3巻で気になったところ】
● イワシのワタ抜き
● ハイボールのチョコミントアイス乗せ
魚をさばくことは出来ませんが、凪のやっていた方法なら出来るかも?!でも怖いです… 😥